vimでスペルを確認する

Vim Advent Calendar 2012の12日目の記事です。
昨日は@ujmさんによるvimshellとujihisa.vim#3でした。

今回はスペルの確認に便利な機能を少しだけ紹介します。

spell

入力済みのアルファベット列を確認する場合は、vimスペルチェックの仕組みを利用してみます。
使い方は簡単で、boolな設定をonにするだけでコードが色付きます(間違いがある場合)

:setlocal spell

停止する場合は

:setlocal nospell

です。

gVimでは波線が付いたりします。

表示が気に入らない場合は

:hi SpellBad ctermbg=9

のような感じで変更できます。

表示だけでなく、修正を補助する仕組みも持っています。

]s でスペルチェックにかかった次へ単語へ
[s で前の単語へ移動できます。

単語の上で z= とすると、正しい単語の候補を教えてくれます。

表示できるだけ候補を出してくれるので、vimの縦幅が大きいと選択肢が増えます。(が、おそらく上のいくつかで十分です)

spellまわりの機能について、詳しくはヘルプの spell を参照してみてください。

さて、これで入力済みのアルファベット列はきれいになりました。

Excitetranslate

次は、英語でどんな単語だっけ?、と困ったときに便利な翻訳プラグインの紹介です。

今回は、mattnさんが作成したexcitetranslate-vimを利用してみます。
https://github.com/mattn/excitetranslate-vim

neobundleなどの管理系のプラグインを使っているならvimrcに

NeoBundle 'mattn/excitetranslate-vim'

を追加して、

:NeoBundleInstall

を実行すると使えるようになります。

windowsの場合はcurlのバイナリを拾ってきて実行ファイルをPATHに追加する必要があるかもしれません。

let $CURLPATH = '\path\to\curl-7.28.1-ssl-sspi-zlib-static-bin-w32' . ';'
let $PATH = expand($CURLPATH) . $PATH

あとは確認したい単語を入力して

:ExciteTranslate

を実行するだけです。

ヴィジュアルモード等で範囲を指定しての翻訳や、日本語から英語だけでなく、英語から日本語に翻訳することもできます。
さらに、英語/日本語を自動で認識してくれるためとても便利です。

次回は

まだまだ便利な機能がある様な気もしますが今回はここまでです。
次回のVim Advent Calendar 2012の13日目は @ne_sachirou さんです。
楽しみですね。

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今回spell機能にお世話になるきっかけとなった vimrc読書会 というものが、毎週土曜日 23:00ごろからオンライン上で行われています。
途中参加/途中離脱も自由ですので興味を持たれましたら是非覗いてみてください。